ヒグマ

観察時期

ヒグマの観察時期

生息環境

海岸、川沿い、草原、道路脇、高山帯などでエサを探していることが多い。

最適な観察方法

海岸にいるクマを船を使って探し観察撮影するのが、最も確実で安全な方法です。知床半島では、4月から9月までの間、高い確率で観察することができます。かなり遠距離だけれども手軽に観察したいという場合は、ウトロから出航する観光船に乗るという方法もありますが、より近距離で、本格的な写真撮影や生態観察をしたいという場合には、羅臼側の相泊港から出航する小型船によるツアーがお勧めです。弊社では、クマが高密度で生息している海岸線に数時間滞在するという、観察撮影に最適なツアーを提供しております。天候に左右されやすい為、羅臼に最低でも1~2泊することがお勧めです。

撮影距離とレンズ

船から観察撮影する場合、海岸地形により接近距離が制限されます。100~150m程度まで接近できることが多く、双眼鏡を使えば、細かい目の動き指の動きまでも観察することができます。8~9月にはクマが海岸に留まる時間が長く、より近くで観察できる可能性が高くなります。停船中、ヒグマ自身の採餌行動により,一時的に50m程度の距離まで接近してくる場合もあります。揺れる船上からの撮影となりますので、三脚を使うよりも手持ち撮影の方が良い結果につながる場合が多く、一般的には、手持ち可能な600mmクラスのレンズがお勧めです。

ご注意ください

知床横断道路やウトロ地区の道路沿いで、時折ヒグマを見かけることがありますが、クマに対する十分な知識を持たず撮影を試みることはとても危険です。無意識の動作や行動が、ヒグマに対する威嚇や攻撃となり、ヒグマの反撃を誘発する事故につながります。

知床羅臼のヒグマ